HAクラスタソフト「Pacemaker」の環境別インストール

HAクラスタソフト「Pacemaker」の環境別インストール方法について紹介します。

「Pacemaker」とは

概要

「Pacemaker」(旧名:Heartbeat)とは、オープンソースソフトウェアとして開発されているHAクラスタソフトです。

Pacemakerは、複数のコンピュータをネットワークで接続連携させ、故障を検知したら他のコンピュータに処理を移動させる「フェイルオーバー」などを行うことで高可用性を実現します。

Linux-HAも採用しており、信頼性が高く、高い評価を得ているクラスタソフトです。

主な機能

Pacemakerは、クラスタ化に必要な各種機能を備えています。
・アプリケーション監視(制御)機能
・ネットワーク監視(制御)機能
・ノード監視機能
・自己監視機能
・ディスク監視(制御)機能

「Pacemaker」の環境別インストール

「Pacemaker」のインストール方法について紹介します。

「LINUX-HA JAPAN」サイト インストールドキュメント

概要

「LINUX-HA JAPANサイト」の「ダウンロード&インストール」ページで、Pacemakerのインストール方法について紹介されています。

Pacemakerの以下の2系統別に、「リソース設定方法例」などが紹介されています。
・Pacemaker-1.1 (Pacemaker-1.1系+Corosync 2系)
・Pacemaker-1.0 (Pacemaker-1.0系+Heartbeat 2系)

「Pacemakerリポジトリパッケージの旧バージョン」や「有志で作成された独自リソースエージェントやSTONITHプラグイン」のダウンロードも行えます。

ページリンク

→LINUX-HA JAPAN →ダウンロード&インストール

CentOSへのインストール

概要

「Pacemaker(Linux-HA Japanプロジェクト版)」を「CentOS 6」にインストールする方法が紹介されています。

「リポジトリ入手→インストール→設定→起動→動作確認」までの手順について解説されています。

設定ファイルについて「各設定の意味」についてもまとめられており参考にできます。

また、動作確認部分では、「片系のみ起動した状態」と「両系が起動した状態」の2パターンで確認する方法がまとめられています。

環境情報

・OS=「CentOS release 6.7」
・Kernel=「Linux version 2.6.32-573.8.1.el6.x86_64」
・Pacemaker=「pacemaker-1.0.13-2.1.el6.x86_64」

解説内容

・公式サイトよりリポジトリのパッケージを入手
・インストール
・設定ファイルの作成
・起動

ページリンク

→Online External Strage →Pacemaker インストール手順(CentOS6 + Pacemaker1.0)

AWSへのインストール

概要

「AWS EC2(AmazonLinux) + Pacemaker + Corosync」で、「VIP(仮想IP)を使ったActive/Standby構成を組む方法」について解説されています。

環境情報

・AMI=「amzn-ami-hvm-2014.09.2.x86_64-ebs (ami-18869819)」
・Pacemaker=「pacemaker-1.1.12」
・Corosync=「corosync-2.3.4」

解説内容

・今回の検証イメージ
・構築例
・corosyncとpacemakerとpcsのインストール
・設定
・起動
・動作確認
・検証を終えて

ページリンク

→ADN LAB’S BLOG →AWSでPacemaker & Corosync

まとめ

Pacemakerのインストールについては、今回紹介したように手順通りに行えば比較的簡単にインストールが可能で、クラスタ環境を構成できます。

しかし、商用レベルとして利用する場合には、さまざまな要件により、高度な各種設定が必要になる場合があります。

弊社にご連絡をいただければ、「Pacemaker」と「各種オープンソース製品」を組み合わせたHAクラスタ環境構築についてのご提案も行えます。まずは、お気軽にお問い合わせください。

→お問い合わせ

「Linux-HA(Pacemaker)」+「DRBD」でのHAクラスタ構成紹介

「Linux-HA(Pacemaker)」+「DRBD」でのHAクラスタ構成について紹介します。

この2つのプロダクトを組み合わせることで、低コストで安定したHAクラスタ環境を構築できます。

「Linux-HA」プロジェクトとは

概要

「Linux-HA(High-Availability Linux)」プロジェクトとは、Linux環境に対して高可用ソリューション(高可用クラスタ)を提供するプロジェクトです。

HAクラスタシステムを構築するための部品として、オープンソースの「クラスタリソースマネージャ」「クラスタ通信レイヤ」「ブロックデバイス複製」「さまざまなアプリケーションに対応するための数多くのリソースエージェント」などについて維持管理/支援を行い、「信頼性/可用性/保守性の促進」を目的として活動しています。

主にHAクラスタソフト「Pacemaker」などを扱っており、機能的にも商用のHAソフトウェアと肩を並べるレベルに達しています。

Pacemakerとは

概要

Pacemaker(旧名:Heartbeat)は、オープンソースソフトウェアとして開発されているHAクラスタソフトです。

Pacemakerは、複数のコンピュータをネットワークで接続連携させ、故障を検知したら他のコンピュータに処理を移動させる「フェイルオーバー」などを行うことで高可用性を実現します。

主な機能

アプリケーション監視/制御機能

多数のリソースエージェントを同梱しており、多くのアプリケーションに対応します。独自実装により、さまざまなアプリケーションへの対応が可能です。
・アプリケーションサーバ(Apache、nginx、Tomcat、JBoss)
・データベース(PostgreSQL、Oracle、MySQL)
・ファイルシステム制御
・仮想IPアドレス制御 など

ネットワーク監視/制御機能

定期的に指定された宛先へpingを送信することでネットワーク接続の正常性を監視します。

ノード監視機能

定期的に双方向のハートビート通信を行いノードを監視します。

STONITH機能により通信不可となったノードの電源を強制的に停止することで、両系稼働状態(スプリットブレイン)を回避できます。

自己監視機能

Pacemaker関連プロセスが停止した場合、影響度合いに応じて、プロセス再起動(フェイルオーバー)を実施します。

メインプロセス停止時は自動的にOS再起動(フェイルオーバー)を実行します。

ディスク監視/制御機能

指定されたディスクの読み込みを定期的に実施し、ディスクアクセスの正常性を監視します。

DRBDとは

DRBD(Distributed Replicated Block Device)とは、TCP/IPネットワークを通じて複数のサーバ間のHDDパーティションをミラーリング(複製)するソフトウェアです。

詳細についてはこちらを参照ください。
→DRBDとは

Pacemaker+DRBDでのHA環境構築

PacemakerはDRBDを用いた構成に対応しており、この2つを組み合わせることで、シンプルに、低コストで、「シェアドナッシング構成のHAクラスタ環境」を構築できます。

「シェアドナッシング構成」とは、共有ディスクは使用せずに、ソフトウェアによるデータレプリケーション機能でデータを引き継ぐ構成です。高価な共有ディスクが不要であるため、安価にシステムを構築できるメリットがあります。

DRBDはファイルシステムを問わないため、Pacemakerと組み合わせることで、リアルタイムのディザスタリカバリ環境の構築も可能です。

まとめ

PacemakerとDRBDを組み合わせることで、安価に安定したHAクラスタを構築できます。

弊社にご連絡をいただければ、「Linux-HA(Pacemaker)」+「DRBD」でのHAクラスタ環境構築についてのご提案も行えます。まずは、お気軽にお問い合わせください。

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