DRBD.JP

セミナー講演資料

DRBDってなに?

DRBD(Distributed Replicated Block Device)は、ネットワークを通じてハードディスク(ブロックデバイス)をリアルタイムに複製(同時複製)するソフトウェアです。大切なデータを失わないためのバックアップや、サービスの冗長化に役立つソフトウェアとして広く使用されています。DRBDはオープンソースで開発が勧められているため、この素晴らしい機能を無料で体験することができます。DRBD.jpではDRBDに関する最新情報や使い方の解説や日本語ドキュメントを公開しています。是非、DRBDを活用してください。

DRBDの接続図

DRBD全体構成図

 

DRDBのメリット

データ保護と同時にサービスのダウンタイムを最小化

アクティブ、スタンバイのサーバに、同時にデータを書き込んでリアルタイムに同期できるため、アクティブ側で障害が発生した場合はスタンバイ側に切り替えてのサービス継続が可能となります。障害サーバの復旧後は、自動的にデータの再同期を行い、次の障害に備えます。

障害発生時

 

災害に備えた遠隔地へのリアルタイムバックアップを実現(DRBD Proxy)

 

DRBD Proxyは、DRBDのリアルタイムレプリケーションをWAN環境でも適用できるように用意されたオプション製品で、災害に備えたデータのバックアップや、遠隔地に設置したバックアップシステムでの事業継続のためのレプリケーションを実現します。

DRBD Proxy図

 

DRDB9の概要

次世代の高性能Software Defined Storage(ソフトウェアベースのストレージ)

 

DRBD9は、従来のバージョンとの互換性を維持しつつ、PCIeストレージやInfinibandなどの最新のハードウェア性能を最大活用し、クラウドコンピューティングやビッグデータなどのニーズへの適合をはかった、次世代のエンタープライズ向けストレージソリューションです。

DRBD9は以下のような先進性を備えています。

 

多ノードレプリケーション

 

DRBD9は最大31台までのサーバにデータをレプリケートできます。すべてのサーバ間でコネクションを張る、新開発の「フルメッシュ」テクノロジーを採用。最適な経路でリアルタイムのレプリケーションが維持されます。洗練された内部アルゴリズムにより、データ転送の重複は排除され、レプリケーション状態のロギングなどのオーバヘッドも最小化されています。このため、多ノードレプリケーション時も良好なパフォーマンスが得られます。

多ノードレプリケーション図

 

スケーラビリティ

 

新開発の管理ユーティリティdrbdmanageを使うことにより、複数サーバにまたがったDRBD9のレプリケーション領域を一元的に管理できます。空き領域やI/O負荷を最適化するためにレプリケーション先ノードを動的に再配置できるため、2台のIAサーバによる最小構成から開始して、無停止でサーバとストレージ容量を増やせます。

スケーラビリティ図

 

OpenStack Cinderドライバ

 

LINBIT社はOpenStack開発コミュニティに参加して、DRBD9を使ったCinderドライバを提供します(次期バージョンのLibertyで提供予定)。

2台のIAサーバから開始できる経済性、高速半導体ストレージやSSDの性能を生かせる高速性、負荷分散によるデータ読み込みの高速化など、DRBD9ベースのCinderシステムは、従来のIP-SANやFC-SANに代わるソフトウェアベースのストレージソリューション(Software Defined Storage Solution)です。

OpenStack Cinderドライバ図

 

「SANレス」への拡張性

 

DRBD9が正式にサポートする「DRBDクライアント」を使うと、Cinderなどの「クライアント」とストレージサーバの間の通信にDRBDプロトコルを直接使用できるようになり、高価で速度に限界があるストレージエリア・ネットワーク(SAN)が不要になります。Infiniband RDMAのような高速ネットワークとDRBDプロトコルを使えば、数百メガバイト/秒以上の高速なディスクI/Oも容易に実現できるため、高速で快適なクラウド環境やデータベースシステムなどを安価に実現できます。

SANレス拡張性図

 

ライセンス

DRBDはオープンソースのソフトウェア(OSS)としてウィーンにあるLINBIT社が開発を進めています。GNU Public License 2 (GPLv2)でライセンスされています。