DRBD Proxyによる遠距離レプリケーション

この機能はDRBD 8.2.7以降で利用可能です。

DRBDのプロトコルAは非同期モードです。 しかし、ソケットの出力バッファ(drbd.conf(5)sndbuf-sizeを参照)が一杯になると、 アプリケーションからの書き込みはブロックされてしまいます。 バンド幅が狭いネットワークを通じて書き込みデータが対向ノードに送られるまで、 そのデータを書き込んだアプリケーションは待たなければなりません。

平均的な書き込みバンド幅は、利用可能なネットワークのバンド幅によって制約されます。 ソケットの出力バッファに収まるデータ量までのバースト的な書き込みは、 問題なく処理されます。

オプション製品のDRBD Proxyのバッファリング機構を使って、この制約を緩和できます。 DRBDプライマリノードからの書き込みデータは、 DRBD Proxyのバッファに格納されます。 DRBD Proxyのバッファサイズは、 アドレス可能空間や搭載メモリの範囲内で自由に設定できます。

データ圧縮を行うように設定することも可能です。 圧縮と展開は、応答時間をわずかに増やしてしまいます。 しかしネットワークのバンド幅が制約要因になっている場合、 転送時間の短縮効果によって圧縮と展開に伴うオーバヘッドは打ち消されます。

圧縮展開機能は複数CPUによるSMPシステムを想定して実装され、複数CPUコアをうまく活用できます。

多くの場合、ブロックI/Oデータの圧縮率は高く、バンド幅の利用効率は向上します。 このため、DRBD Proxyを使うことによって、 DRBDプロトコルBまたはCを使うことも現実的なものとなります。

[注意]注意

DRBD ProxyはオープンソースライセンスによらないDRBDプロダクトファミリの製品になります。 評価や購入についてはにお問い合わせください。