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この章では、Xenハイパーバイザを使用する仮想化環境のVBD (Virtual Block Device: 仮想ブロックデバイス)としてDRBDを使用する方法を説明します。
Xenはケンブリッジ大学(英国)で開発された仮想化フレームワークで、その後はXenSource, Inc. (現在はCitrix傘下)が維持管理しています。Debian GNU/Linux (バージョン4.0以降)、SUSE Linux Enterprise Server (リリース10以降)、 Red Hat Enterprise Linux (リリース5)など、ほとんどのLinuxディストリビューションの比較的新しいリリースにはXenが含まれています。
Xenでは準仮想化が使用されます。これは、仮想化ホストとゲスト仮想マシンの高度な協調を必要とする仮想化方式です。 従来のハードウェアエミュレーションにもとづく仮想化ソリューションよりも高いパフォーマンスを実現します。 適切な仮想化拡張機能をサポートするCPUの場合、 Xenは完全なハードウェアエミュレーションもサポートします。これはXenの用語ではHVM (「Hardware-assisted Virtual Machine: ハードウェア支援仮想マシン」)と呼ばれます。
![]() | 注記 |
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本書の執筆時点で、XenがHVM用にサポートするCPU拡張機能は IntelのVirtualization Technology (VT、以前のコードネームは「Vanderpool」)および AMDのSecure Virtual Machine (SVM、以前の 「Pacifica」)です。 |
Xenは ライブマイグレーションをサポートします。これは、実行中のゲストオペレーティングシステムを1つの物理ホストからもう1つへ中断なく転送する機能です。
DRBDリソースをレプリケートされたXen用仮想ブロックデバイス(VBD)として設定すると、2つのサーバの両方でdomUの仮想ディスクとして使えます。さらに自動フェイルオーバさせることも可能になります。このように、DRBDは、仮想化以外の他の用途と同様に、Linuxサーバに冗長性を提供するだけでなく、Xenによって仮想化できる他のオペレーティングシステムにも冗長性を提供します。これには32ビットまたは64ビットIntel互換アーキテクチャで実行可能な実質上すべてのオペレーティングシステムが含まれます。