hertbeat V1と同様に、Heartbeat V2のもっとも便利な入手方法は、ディストリビューションのパッケージ管理ツール(yum、apt、rugなど)を使うことでしょう。ソースからビルドしてインストールしたければ、Linux-HAのソフトウェアのダウンロードページからソースを入手できます。
Linux-HAサイトには、Linux-HA(Heartbeat 2)入門というドキュメントが用意されていて、Heartbeatを設定して実行するための手順がわかりやすく説明されています。
Heartbeat V2を使うための前提条件は、Heartbeat V1と同じです。実際、V1の設定を使ってもV2を利用できます。しかし、V2に追加されたクラスタリソースマネージャ(CRM)を使うには、次の行を /etc/ha.d/ha.cfに追加しなければなりません。
crm yes
簡単でしょう?しかしこのオプションを指定すると、Heartbeatはharesourcesファイルを使わなくなり、このファイルが残っていたら警告メッセージが出力されます。
Heartbeat V2では、クラスタ情報データベースというXMLファイルにリソースを登録します。このファイルは通常/var/lib/Heartbeat/crm/cib.xmlという名前になります。以下のようなよりユーザフレンドリなアプローチも利用できます。
Heartbeat V2にはクラスタリソース管理のためのGUIツールが含まれています。これを使ってクラスタ情報データベースを管理できます。このツールはPythonで 記述されていて、実行にはGTK+、Glade、およびこれらに対するPythonバインディングが必要です。ツールのオリジナルの名前は ha_client.pyですが、ディストリビューションによってはhbguiなどの名前にリネームされています。
Heartbeat V2を使う場合、DRBDリソースは次のどちらの方法で設定します。
Heartbeat V2でDRBDを設定する場合、次の手順にしたがってください。
DRBDはクラスタマネージャを選びません。任意のクラスタマネージャを使ってDRBDリソースを活用できます。ここで紹介するHeartbeatは、 DRBDにとっての標準的なクラスタマネージャです。
Heartbeatを入手してインストールするためのもっとも簡単な方法は、ディストリビューションのパッケージマネージャ(yum、apt、rugなど)を使うことです。ソースを入手してビルドしたいなら、Linux-HA download area(英語)または(日本語)に必要なものがすべて揃っています。このサイトのGetting Startedを読めば、Heartbeatを設定して実行するための基本的なことがわかります。
DRBDリソースをHeartbeatで管理するのに必要な条件は次のとおりです。
DRBDが管理するディスクをクラスタシステムで利用するリソースとして定義するには、次のようにリソース定義ファイル/etc/ha.d/haresourcesを設定します。
joe drbddisk::r0 Filesystem::/dev/drbd0::/var/lib/mysql::ext3
DRBDに関する設定はdrbddiskの部分だけですが、実際にはファイルシステムとしてマウントしないとほとんど意味がないでしょうから、Filesystemなどの付随する設定も例示しました。
この例の場合、Heartbeatはアクティブノード側でDRBDリソースr0をext3ファイルシステムとして/var/lib/mysqlにマ ウントします。このときに使われるデバイス名は/dev/drbd0です。そして初期状態でアクティブになるノードはjoeです。
もっと典型的には、haresourcesは次のようなものになるでしょう。
joe drbddisk::r0 Filesystem::/dev/drbd0::/var/lib/mysql::ext3 192.168.0.42 mysqld
この例では、DRBDデバイスの使いみちだけでなく、アクティブノードに割り当てるIPアドレス(192.168.0.42)やdMySQLデータベース管理システムのデーモン(mysqld)を機動することも指定してあります。
/etc/drbd.confと同様に、2つのノードの/etc/ha.d/haresourcesはまったく同じ内容でなければなりません。